DarkSoulsIIをクリアし終えて

歌い手のドレス「ロングソードこそ至高。」

前作のダークソウルは初期の頃にバグが酷かったので、続編であるダークソウル2は様子見を決め込むつもりが、気が付いたらエンディングを迎えていた。

一応デモンズソウルもプレイ済なので、過去作とも比較しながら良かった点と悪かった点を中心に感想を述べたい。

ちなみに実際にクリアしたのは3月下旬頃で、すぐに記事を書こうとと思っていたのだが、その時期はいろいろ忙しかったのでこのタイミングとなった(;・∀・)

 

1.良かった点

・物語

世界観はダークファンタジーの雰囲気を踏襲しており、暗く重苦しい感じがまた素晴らしい。

キャラクタークリエーションも前作同様、自由度が高いし、武器とモーションの種類も豊富、防具も頭部と胴体、腕、足と様々な組み合わせが可能である。

 

・ゲームシステム

相変わらずの高難易度で、死んで覚えるというプレイスタイルは未だに健在。

トライ&エラーを楽しむコアゲーマー向きのゲームだ。

突然他のプレイヤーが敵となって現れたり、また味方として一緒に戦ってくれる点も過去作から引き続いている。

この殺るか殺られるかの殺伐とした緊張感は、他では味わえないリアリティがある。

初心者に配慮してなのか、今作から敵MOBを一定数倒すと復活しなくなったので、少しずつ倒しながら進めていくことも可能だ。

 

・マルチ

マッチングも専用サーバを立てたおかげか、前作以上に繋がりやすくなったと思う。

総ソウル取得量によってマッチング条件が変動するため、一定レベルを越えるとマッチングしにくくなるということがなくなった。

 

2.悪かった点

・物語

フロムらしいと言えばフロムらしいが、相変わらずよく分からないストーリーで、何かしら解説されないと理解しにくい。

むしろあれで分かった人はすごいと思う。

そしてソラールやペトルス、レア、ロートレク、クラーナなど、個性豊かな面々だった前作と比べると、どうしても今作はぱっとしない。

キャラクタークリエーションの女性キャラの肩幅が広すぎ、防具の調整が面倒だったのか分からないけど、男女の骨格の差を明確に出すべきだった。

 

・ゲームシステム

今までは行き詰まるとソウルを稼いで、レベルアップや武器の強化で乗り切れたが、今作では敵MOBの数量制限のおかげでうまく稼いでレベルを上げないと苦しくなる。

レベルを上げるには、マデューラの火守女に話しかける必要があり、各地にある篝火で上げられた前作よりも改悪となっている。

生者になるための「人の像」というアイテム(前作で言うところの「人間性」に相当する)が有限になっており、周回を重ねないと集めることが出来ない。

装備品のドロップも、MOB制限のため「篝火の探究者」という特定のエリアだけ周回する特殊アイテムを用いる必要がある。

2周目以降に登場する赤MOBは、「篝火の探究者」を使わないと1回しか登場しないというのもあって、装備集めはとても面倒になった。

二刀流がロマン要素も低いし、実用性もない。

せめて強くなくても良いので、ロマンを感じるモーションをもっと追加して欲しかった。

 

・マルチ

出待対策だろうか、白霊が時間制限付きになった。

小さい方でなく、普通の「白サインろう石」を使っても道中が長かったり、雑魚をたくさん倒すとすぐに送還されるので、ボス戦まで付いていくことが出来ない。

クリア後のステージでも継続して侵入を受けるので、のんびりアイテム探しやドロップを狙えなくなった。

ゆったりとプレイしたい時はオフラインに切り替えることで一応対処できるが、大変だ。

良かった点でも書いたが、総ソウル取得量によってマッチング条件が変わるため、最終的にプレイヤーの全てが高レベル万能キャラになるので、個性がなくなってくる。

もちろんレベルが上がるにつれて上げるためのソウル量も増えるが、「巨人オジェイの記憶」で簡単に大量のソウルを獲得出来るため、簡単に上げやすい。

対人戦のバランスは相変わらず悪く、一部の武器(アヴェリンetc)や防具(ハベルetc)の一強となっている。

 

3.総評

相変わらずオンライン含めて面白いが、細かい部分でいろいろ残念である。

一定のレベルで固定させたくないというフロムの意図は伝わってきたが、プレイヤー全員が万能になるのは予想していたのだろうか。

もっとレベルを上げるのに必要なソウル量を指数関数並に増やしていっても良かったと思う。

今後登場するかもしれない大型DLCに期待する。

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