文章を書くテクニックについて。

万年筆

私が書く文章は、仕事で少々(図と数式が大半)と、メールやtwitter、そしてこのブログがほとんどを占める。

SNSでのやりとりする文字数はたいした量ではないので、最もこのブログを書く時が一番頭を痛めて書いている。

が、過去の記事を読んで頂いたら分かるとおり、文章を書くのも苦手である(ぇ

ただ苦手だと言って、そこで終わってしまってはそれまで。

今回は現役で活躍されている書評家の方の本を読んで、その感想をまとめて、今後の作文活動に役立てたい。

 

私の今回読んでいた本は、印南淳史氏の「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」である。

プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術 (中経出版)

氏はWebメディアである、ライフハッカーでビジネス書の書評を行っており、平日は毎日一冊ずつ書いている訳だから、まさにプロ。

ライフハッカー – Wikipedia

 

その本の目次であるが、

伝わる文章を書く技術 目次

STEP1 プロ書評家が教える読書術・時間術
STEP2 読み手の視点に立つ
STEP3 大切なのは「伝える」こと
STEP4 「読ませる」文章の書き方

とまずSTEP1で、読書の仕方から触れている点が面白い。

そもそも本を読まない人間が、文章を書くのは難しい、ということだろう。

特に時間を掛けるべき本と掛けるべきでない本を見極めることが大事だとある。

小説は娯楽なので、ゆっくりと楽しみながら読むのが適切だ。

ただビジネス・啓発など、内容が薄そうであれば割り切って、使えそうなモノだけ抜き取れれば良い。

時間は有限なのだから、何でもダラダラと読むべきでない。

 

STEP2では、誰に読ませるのかを意識しなさいとある。

だとしたら必要なのは、まず「誰が読むのか」「誰に読んでほしいかのか」をはっきり意識すること。
つまりは、ターゲットを見極めることです。

本書において最も衝撃を受けた部分だった。

そう、このブログは当初より読者をまったく想定してなかった。

個人ブログだから、無理にアクセス数を増やす必要がない。

なので、特定のジャンルに絞ることなく、私の書きやすいネタを主に取り上げてきた訳だ。

だからといって、読まれなくてもよいという訳ではない。

私のブログには入り口が二つある。

一つはtwitterから私を知っている人が見に来るパターン。

もう一つの入り口は、何らかの情報を求めて、検索から来られる方である。

前者は私を知っている方なので、駄文を書いていてもきっと許して頂けるだろう。

だが、後半の検索からやってきた人は有益な情報がなければ、さっさと出ていってしまう。

私もwebを回っていて、そうだからよく分かる。

でもせっかくやってきて頂いたのだから、満足して帰って頂きたいのが本心である。

 

STEP3,4から本格的にタイトルにある「伝わる文章を書く技術」について触れられている。

つまりSTEP1,2には壮大な心づもりと言えるのかもしれない。

STEP3では客観性やつかみ(興味を持ってもらう言葉など)、まとめなどの考え方が書かれている。

STEP4はさらに細かく、「てにをは」などの文法の基礎を簡単に紹介し、氏の執筆する時に悩んでいることなどについて触れられている。

文法的なことについては、簡潔に終わっているので、文法を中心に取り上げられている本と、合わせて読むのが望ましい。

特に個人的に面白かったのは、簡潔さについて。

逆にいえば、本当に難しいのは、簡潔に、わかりやすく書くこと。前項の例文がそうであるように、頭がよそさそうに見せることよりも、柔らかな文体でわかりやすく書くことのほうがずっと難しいのです。

仕事でもそうだけど、専門用語を使うのってとても簡単だが、用語を知らない人が聞けば、「あの人何言ってるの?」ってなる。

それをいかに使わずに噛み砕いて説明するか、いつも悩み続けている。

 

文法を一からしっかり学ぶための本、ではなく、「よく文章を書くのだけど、自分の文章に対して自信が持てない。」

この本はそんな人がどう考えて改善していけば良いのかが、簡潔にまとめられている。

何より、氏の書かれた文章を読んでいて、とても読みやすいことに驚かされる。

読者層の意識や、まとめ方に始まり、細かい漢字&ひらがな、テンとマルのバランス、そしてリズムが良いということがどういうことなのか、本書を読めば実際に体感出来る。

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